February 14, 2009

フロスティフロック

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プレゼントにもらっちゃいました! 念願の Blythe デビューです。
服がカスタマイズしてあるんだけど、刺繍もビーズもすごく素敵!

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MSDと並べてみると、子供とペコちゃん人形くらいの対比かな〜w

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うしろすがたが、むしょうにキュート。うう、かわいい。

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February 10, 2009

裕福なこども

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また、くまですか。くまですよ。くまかわいい。

この子の1年目の誕生日です。
あたらしい洋服を買ってあげた。

お花とくまは、たいせつな人にもらったよ。

物に囲まれて、にぎやかな誕生日。

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January 28, 2009

Plyšové

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誕生日でもない。記念日でもない。でもその晩、
父はわたしに、ぬいぐるみを買ってきた。
父がおみやげを買ってくるのは、彼に何か

哀しいことがあった日だった。

哀しいことがあるごとに、
オモチャ絵本ケーキ服
わたしが喜びそうなものを買ってきた。

そんなことに気づいてしまったのは、
いったいいつのことだっただろう。

以来わたしは、一生懸命、喜んでみせることを覚えた。

【メイキング】
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リボンに書いてあるように、TULLY'S COFFEE のくまのぬいぐるみ(キーホルダーサイズ)です。「へ」の字の口がお気に入り。そんなに大きくないので、幼SDくらいのサイズの子とからめても良いかもしれませんね。小物より、いつも同じ服で写してるほうを何とかしろという感じですが。

前回のオバマさんが某所で怖いと評判なので、ベタな小物でちょっぴり媚びてみたさー。はいはいくまくま。

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January 18, 2009

The Times They Are A-Changin'

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身勝手なことを言うのだけれど

外野がうるさいの。
「CHANGE, CHANGE」と尻馬に乗ってはしゃぐような人がわたしは嫌い。
「変化に適応できない者は生き残れない」なんて恐怖を煽って、あげく中東に爆弾を落とすのに加担する。世界の螺子を巻き切っちゃう。

世界ばかりが変わっていったらたいへんだ。
変わる世界で、変わらない人になったら、孤独すぎて耐えられない。

たくさんの人と笑ったり泣いたり、喜んだり怒ったり
許したり許されたり
許さなかったり許されなかったり
――そんなことを繰り返しながら、

わたしは勝手に変わっていくから、できたらどうか、世界くらいはそうっとしておいてほしい。
わたしはわたしが変わっていくのに忙しいから、世界くらいは、ゆっくり変わっていってほしい。

そう、身勝手なことを言うのだけれど
わたしはわたしが変わっていくのに忙しいんだ。

【メイキング】
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DiD Corporation の1/6 フィギュア「US PRESIDENTAL ELECTION 2008 "OBAMA"」です。60cm のドルフィーからすれば、約1/2スケールのオバマさんです。

頭身やサイズ、造形のリアルさなど、ドルフィーと一緒に撮ると、どちらも不気味に見えちゃいがちな代物ですが、あえてタイミングとインパクト優先で撮ってみました。

マネコの両腕には、3.2mm 径の「頑固自在」が入っていますが、それでも若干重くて、腕が下がってきてしまい、なかなかポーズが取れませんでした。ただ、これだけ大きいものを抱えても、ちゃんと支えなしで自立する SD は、よくできてるなあと思ったりもします。

……引きこもってオバマさんで遊んでたけど、今日ってドルショだったの? すっかり忘れてた。くふん。

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January 10, 2009

わたしのちゃぶ台、あなたのつくえ

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ちゃぶ台を買いました。正確には、無印良品の子供用つくえです。

わたしにとってはちゃぶ台ですが、マネコには巨大すぎるので、椅子に腰かけさせました。それでもまだ少し高さが足りないようなので、椅子の下に本を1冊敷いてみたところ、ちょうどいい感じです。

えらそうに絵本を読んでます。

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January 1, 2009

迎春

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親戚より鏡餅を頂戴しました。マネコに持たせると、餅が巨大に見えて嬉しいです。

既視感を感じた熱心な読者の皆様も、そうでない皆様も、ご訪問ありがとうございます。
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

今年がみなみなさまにとって、良い年でありますよう。

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December 24, 2008

Veselé vánoce

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たぶんきっと
「楽しいクリスマスを」と職場の同僚に言われる。あなたは、映画みたいな科白に一瞬驚くのだけれど、「うん、よいクリスマスを」と返事して職場を出る。

たぶんきっと
にぎわうデパートの地下で、父親にワインを、母親にケーキを買う。あなたは、それを口実に、久々に両親のもとに顔を出す。照れくさそうな顔をする。

たぶんきっと
いちばん逢いたかった人と、シャンパンを飲んで、他愛のないお喋りをする。見送った後で、「メリークリスマス」と言い合えることを、ささやかに嬉しいと思う。

……だとしたら、素敵なお祭り。さあ、ぎりぎりになっちゃったけれど、クリスマスの支度をしよう。

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December 21, 2008

Královna Alice #10
(私家版「鏡の国のアリス」)

第10章: いきどまりの庭

「ええ、わたしの国では、ふつうはどこかにたどりつくんです」

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――この庭でいきどまりです。

植物が、水が、微かに差し込む陽のひかりが、ここが終着点だと語りかけてきます。
穏やかに眠っているかのように、時間までゆっくりになってしまったかのように、ただただ、静かな庭がそこに広がっていました。
この庭に入ってきたとき通った門も、どこかに消えてしまって、先に進むどころか、戻ることさえできなくなってしまったのでした。

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「ねえ、子ネコちゃん」と、アリツェは心の中の黒猫に呼びかけました。正確には、黒猫のような自分、に呼びかけました。「もしこの冒険がチェスだとしたら、チェックメイトね。もう盤面をひっくり返すことくらいしか、できることがないの」

すると、心の中の黒猫が、ヒトの言葉で言うのです。「盤面をひっくり返すよりも賢い方法なんてたくさんあるさ。たとえば、『3本勝負だったわね、1本目は私の負け』と言って、次のゲームをはじめるんだ」

「……この冒険がチェスならそうね」と、アリツェはひとりごちました。「でも、残念なことにチェスではなかったみたい」

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疲れきったアリツェが庭の片隅に座ろうとした瞬間、足元の石畳のいくつかが剥がれていることに気づきました。その剥がれた石にアリツェが触れると、石は音もなく陥没し、そこに古い井戸のような空洞が現れました。洞はみるみるうちに深くなったかと思うと、また浅くなったり、不安定な動きを繰り返していました。それは、アリツェを誘っているようでもあり、拒絶しているかのようでもありました。「蟻の最期」とアリツェは思いました。「どこにも抜け出せず、穴へとすべり落ちる」

けれどもアリツェは、そこに飛び込む決心もできず、ただ呆然と、その空洞の淵に座ったままでいるのでした。

Category: アリツェあるいはアナイス(アナイス), Královna Alice (私家版「鏡の国のアリス」)